環境教材「東京都の気候変動対策~適応から考えよう~」を開発
東京都気候変動適応センターと共同開発した、気候変動(夏の暑さや自然災害)について学習する教材パッケージ。
次世代を担う小学校4〜6年生を対象に、気候変動に対する理解を深め、主体的に行動できる力を育むことを目的とした学習教材を、神奈川県気候変動適応センター・学研キッズネットと共同で開発しました。この教材は「総合学習の時間」「理科」「社会」などの授業で、1〜6コマで実施可能です。
気候変動による影響は、熱中症リスクの増加や頻発する気象災害、農林水産業や生物多様性への影響など多岐にわたります。本教材では、身近な「熱中症」や「自然災害」をテーマにし、気候変動が生活や社会に与える影響を子どもたちが理解しやすい形で学びます。また、気候変動対策を「緩和」と「適応」の二つの方向から捉え、それぞれの対策の重要性と実践方法を学べる構成になっています。
授業スライド、ワークシート、動画、調べ学習用のウェブ資料集、教員用マニュアルがセットとなっており、学校の方針や状況に合わせて柔軟に授業計画を組み立てることが可能です。
気候変動問題の理解を深め、対策を主体的に考える力を養うことを目的に、「緩和」と「適応」の両方向から学べる内容になっています。
「緩和」パートでは、「地球温暖化とは?」「地球温暖化をどう防ぐ?」の2つの授業(各1コマ)を通じて、地球温暖化の原因や二酸化炭素の削減策について学びます。環境省の脱炭素教材動画「みんなで変える地球の未来〜脱炭素社会をつくるために〜」とも連動しています。
「適応」パートでは、「これからの夏の暑さにどう挑む?」「これからの自然災害にどう備える?」の2種類の授業(各1〜2コマ)を用意しています。気候変動による影響や自治体の対策事例などをわかりやすく解説した動画を観たうえで、自治体としての今後の対策を考えるワークや、日常生活で実践できる工夫を考えるワークに取り組みます。
ウェブ資料集には「100年で気温はどう変わった?」「脱炭素社会とは?」といった40以上の問いと解説があり、授業や自宅学習で幅広く活用できます。
東京都気候変動適応センターと共同開発した、気候変動(夏の暑さや自然災害)について学習する教材パッケージ。
群馬県渋川市のバイオマス発電施設が舞台。エネルギー、脱炭素、循環型社会、バイオマス発電などについて、体験しながら学ぶことができる。