シャープと共同で「ものづくり」探究プログラム3種を開発(経産省STEAMライブラリー)のイメージ

シャープと共同で「ものづくり」探究プログラム3種を開発(経産省STEAMライブラリー)

2021年度 経産省「未来の実証」事業に採択。STEAMライブラリーにてコンテンツを無償一般公開
クライアント
経済産業省、シャープ株式会社
カテゴリ
教材・コンテンツ開発
担当スタッフ
岩田拓真
星功基
杉野亮介

「イノベーションを通じた社会課題解決」をテーマに探究する3つのSTEAMコンテンツを開発・公開

経済産業省は「未来の教室」事業の一環として2020年度、小中高における探究的な授業や個人探究で使えるデジタル教材集を国内外の教育産業と学校・研究機関・産業界との協力によって開発し、2021年3月1日に「STEAMライブラリー」として無償で一般公開しました。エイスクールはそのなかで、シャープ株式会社と共同で本実証事業を受託し、3つの中高生向けSTEAMコンテンツを開発・公開しています。

コンテンツのテーマは、「イノベーションを通じた社会課題解決」。ものづくり企業を代表するシャープ社を題材に、日本の産業史を概観しながら未来の産業を想像・創造したり、太陽電池・ディスプレイといった技術の仕組みと人々の暮らしへの影響を探究し、未来の社会課題の解決に挑戦する内容です。

シリーズ① ものづくりの歴史
〜技術は世の中をどう変えた?〜

過去百有余年間で日本人の暮らしを豊かに便利にしてきたインフラ・電気製品の変革を振り返ると、そこには自然災害、戦争、恐慌、貧困など、様々な社会課題に直面しながらも、信念をもってこれを解決し乗り越えてきた先人たちの知恵がありました。どんな人物がどのように行動し、その結果どのような変革をもたらしたのか、先人たちから学び、技術と世の中のつながりについて探究をしていくコンテンツです。

 

【発見パート】(50分授業×2回)
・前編:ものづくりの歴史 〜明治期から戦中期まで〜
・後編:ものづくりの歴史 〜戦後復興期から現在まで〜

【探究パート】(50分授業×2〜9回)
・A. 歴史調査プロジェクト 〜経済や産業の歴史を探る〜
・B. 経営分析プロジェクト 〜現代の経済や経営課題に挑む〜
・C. 脚本執筆プロジェクト 〜ものづくりを題材にした短編小説を書く〜

 

▼授業資料はこちらから
https://www.steam-library.go.jp/content/11

シリーズ② 自然から学ぶものづくり
〜自然の知恵を社会にいかすには?〜

私たちが住む地球は、奇跡的な距離に位置する太陽の恵みを受けて生態系を形成してきました。そこには、地球環境の変化に適応したり、淘汰されてきた動植物の優れた形状や動きがあります。そして人類は、自然界の光合成に学び太陽光から電気エネルギーを創る技術を生み出すなど、さまざまな自然の知恵を人間社会にいかしてきました。今、この奇跡的な地球環境を守り、次の世代に受け継ぐため、再び自然界に目を向けて探究していくコンテンツです。

 

【発見パート】(50分授業×2回)
・前編:自然から学ぶものづくり 〜太陽を利用した科学技術〜
・後編:自然から学ぶものづくり 〜生物を模倣した科学技術〜

【探究パート】(50分授業×2〜9回)
・A. 技術研究プロジェクト 〜自然に関連する技術を研究する〜
・B. 商品企画プロジェクト 〜自然を活かした商品企画で社会課題に挑む〜
・C. 環境保全プロジェクト 〜日本や世界の環境・エネルギー戦略を練る〜

 

▼授業資料はこちらから
https://www.steam-library.go.jp/content/12

シリーズ③ ディスプレイ技術の発展
〜技術の進化の先には何がある?〜

テレビやパソコン、タブレット、スマートフォン、体温計や掲示板など、家庭でも屋外でも、乗り物の中でも、情報のある暮らしにはディスプレイ(画面表示)が溢れています。ディスプレイの技術はこれまでどのように進化してきたのか、「表示する」という用途以外にどのような可能性があるのか、これからの社会にどのような影響を与えうるのか、技術と社会の両面から探究していくコンテンツです。

 

【発見パート】(50分授業×2回)
・前編:ディスプレイ技術の発展 〜ディスプレイと人々の暮らし〜
・後編:ディスプレイ技術の発展 〜ディスプレイの技術的進化〜

【探究パート】(50分授業×2〜9回)
・A. 技術研究プロジェクト 〜ディスプレイに関連する技術を研究する〜
・B. 商品企画プロジェクト 〜ディスプレイに関する商品企画で社会課題に挑む〜
・C. 社会分析プロジェクト 〜メディアの歴史と未来を探る〜

 

▼授業資料はこちらから
https://www.steam-library.go.jp/content/13

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