中1男子がオリジナル絵本「カエルとアンコウをあわせたら?」を出版
これまでに100名以上の生徒が挑戦してきたオリジナル絵本の制作・販売。プロの絵本作家とタッグを組んで出版。
お店で売られているオモチャやゲームの数々。誰かが作った完成品を使うだけが、遊びじゃない。「自分でゼロからつくり出してこそ、オリジナルな遊び!」そんなスピリットのもとカードゲームの企画制作に挑むのが、「なりきりラボ:ゲームデザイナー」というプログラムです。
これまでに100名以上の子どもたちが挑戦し、うち9作品が商品として世に出ています(商品化協力:合同会社ゲーミフィジャパン)。できあがったのは、「老人あつめ様」「こんにゃくPARTY」「なりきり対決」「龍は釣れるのか?」など、ユニークな作品ばかり。その一部をご紹介します。
ゲームマーケット2016秋で、物議を醸した問題作。
「お年寄りと暮らしてみたい!」おじいさん・おばあさんを敬愛する小学5年生が制作しました。彼が暮らす街で行われている老人と大学生がひとつ屋根の下で共同生活するプロジェクトから発想を得て、一人暮らしの老人と地方から来た大学生とが一緒に住んで交流する模様を描いたゲームです。
しかしこのゲーム、ほっこりして終わりではありません。大学生と老人が喧嘩をして仲違いしてしまったり、老人が亡くなってしまったりと、衝撃のカードが続出します。
老人と大学生は無事に共同生活を終え、大学生は卒業できるのか?若い作者が捉えた、老人と若者の共同生活で直面する(かもしれない)困難や面白さをぜひ体感ください。
「準備することがたくさんあって、思うようにいかないことも多いけれど魚が釣れるとすごくうれしい!」小学6年生による“釣り愛”が詰まったカードゲームです。
「海カード」にはおおよそどんな魚が生息しているのかが書かれていますが、実際のところは釣れるまでわかりません。その魚が好む「エサカード」を投げ込むまではしばらく、運試しが続きます。そのうちにだんだんとできることが広がり、釣り竿をアップグレードしたり、船を購入して遠洋まで足を伸ばしたりして、大物を狙うことができるようになるのです。
最高級の獲物として用意されているのはなんと「龍」!実は龍も大好きな作者が、釣りゲームに登場させてしまいました。柔軟で自由な発想や好きなものに対する深い愛が、ユニークな作品へと昇華した事例です。
小学5年生が、自らの“こんにゃく愛”をカードゲームに注ぎ込みました。
おでんやこんにゃくステーキなど、彼女が愛するこんにゃく料理が10種類ほど登場し、彼女がおいしいと思う順にポイントがつけられています。面白いのは、こんにゃく料理のカードが「ぷにぷに」系と「しみしみ」系に大別されていること。ぷにぷにした食感がおいしい料理なのか、味がしみていてじわっと来るおいしさの料理なのか、作者独自の感覚に出会いながら遊ぶことができます。
ゲームのルールは、数字の読みあいをする戦略系。山札から引いたこんにゃく料理カードに手札の数字カードで評価をつけて、評価が一番高かった人がその料理カードをゲットできるのですが、評価が被ってしまったら次点の人が横取りできてしまうので、そこが勝負を盛り上げるポイントです。
こんにゃく料理を食べながらみんなで楽しくパーティをしているかのような気分で遊べます。
「小学生が楽しく仕事のことを知れたら」という想いで、小学5年生が作ったカードゲーム。
ゲームのジャンルは、「演技」と「クイズ」の掛け合わせ。引いた職業カードにあわせてジェスチャーやセリフで職業を演じることで、 その他の参加者にどの職業を演じているかを当ててもらうというルールです。難しいのが、職業が細分化されていること。例えばシェフであれば「イタリアンシェフ」「洋風シェフ」「和風シェフ」「中華料理シェフ」のうちどれかを選ばなければならず、演じるほうも当てるほうも大変です。
演技についても、「その職業になりきってあいさつをせよ」とか「その職業の決めポーズをせよ」などミッションが指定されているので、一筋縄ではいきません。どこに違いを見つけるか?どこまでこだわった演技ができるか?創造性や表現力が求められる、新感覚カードゲームです。
これまでに100名以上の生徒が挑戦してきたオリジナル絵本の制作・販売。プロの絵本作家とタッグを組んで出版。