シャープと共同で「ものづくり」探究プログラム3種を開発(経産省STEAMライブラリー)
シャープと共同で、「イノベーションを通じた社会課題解決」をテーマとした3つのSTEAMコンテンツを開発・公開。
学習指導要領の改訂により、2022年度から「総合的な探究の時間」「理数探究基礎」「理数探究」「日本史探究」「世界史探究」「地理探究」「古典探究」など、高校で『探究』と名のつく授業が一気にスタートします。2019年度からの3年間は移行期間とされており、既にいくつかの高校ではトライアルが開始されています(2019年度:約10%の高校が実施)。
しかし教科書や具体的なガイダンスがあるわけではなく、どのように授業をしてよいかわからない先生方も多いのではないでしょうか。この『探究思考講座』と『探究思考BOOK』は、そんな先生方に送る探究学習の導入サポートです。
学習指導要領では、探究学習の学びの進め方のモデル例として「STEP1:課題の設定」「STEP2:情報の収集」「STEP3:整理・分析」「STEP4:まとめ・表現」という4つのステップが提示されています。このサイクルはとても大事なのですが、いきなり自分が取り組みたい課題を設定せよと言われてもできない生徒のほうが多いのではないでしょうか。探究初心者にとっては「STEP1:課題の設定」のハードルが高いのです。
そのため、『探究思考講座』『探究思考BOOK』では、STEP1に入る前の探究STEP0という段階を想定し、探究の準備運動となるような授業を設計しました。いきなり課題を設定するのではなく、身の回りのものを観察したり、自分の興味・関心を深めたりしながら、気づきや疑問を収集することに重きが置かれているのが特徴です。
『探究思考講座』は、50分間の授業形式であることに加え、授業のための『ファシリテーションBOOK』が充実しており、導入がしやすい設計となっています。『ファシリテーションBOOK』には、授業でのトーク例やスライドに登場する事例の詳細、生徒への問いかけの例など、先生にとって参考になる内容が多く掲載されています。また、『探究思考BOOK』は生徒が楽しみながら探究学習に慣れ親しむことができるようストーリー仕立てとなっていたり、STEP1〜4の探究学習の進め方のノウハウが豊富に掲載されていたりするため、3年間参考資料として使用することができます。
今回『探究思考講座』『探究思考BOOK』の企画・制作において、エイスクール代表の岩田拓真が総合監修として入らせていただきました。過去5年間にわたり探究学習を実践してきた知見が随所に生かされています。本プログラムの導入にご関心のある方は、株式会社リクルートマーケティングパートナーズのスタディサプリ進路担当までお問い合わせ下さい。
シャープと共同で、「イノベーションを通じた社会課題解決」をテーマとした3つのSTEAMコンテンツを開発・公開。
経産省「STEAMライブラリー」を活用した探究実践が広がるように、全国の学校で授業プログラムの実証を実施。